ロックダウン直前のNYCに行きました
2020/03/29
アメリカからこんにちは。空飛ぶおかあさんNagisaです。
子育てをしながらフライトアテンダントをしています。
コロナウイルスで、我が社のフライトもすっかり減便の中、
先日、ニューヨーク行きのフライトに乗務してきました。
普段なら、定員が200人ほどの機内は満席。
それが、その日は50人にも満たないガラガラのフライト。
冬の閑散期にはたまにこんなガラガラのフライトもあって、
サービス楽でラッキー♪なんて思うのですが、この状況でのガラガラのフライトは本当に悲しい。
それに、空港や機内でどれだけ気をつけても不特定多数の人と関わることになるので
やはりちょっと怖いのも正直なところです。
いつもなら、白マスク=日本人、黒マスク=韓国人、水色マスクー中国人なのですが
アメリカ人やヨーロッパ人もマスク着用。中にはガスマスクのようなものものしいマスクや
ハンカチやタートルネックで口を覆う人も。
ゴム手袋や、手に入らなかったのかガーデニングの手袋をしている人もちらほら。
なぜか使い捨てレインコートを着ている人も。
それでウイルスが防げるかは別として、みんな警戒しているんだなと思いました。
さて、ロックダウン前日のニューヨーク。
宿泊はなんと41時間。普段だったら、ニューヨーク時代の同僚に連絡して、飲もー!!となるのですが
そんな悠長なことは言ってられません。3日分の食糧を家から持ち込み、ホテルにこもることにしました。
部屋からちらりと見えるタイムズスクエア。
ほとんど人影がなく、ゴーストタウンのよう。
ニューヨークには3年住みましたが、こんな閑散としたタイムズスクエアは見たことがありません。
忙しく歩き回るニューヨーカーも、ブロードウェイを観にくる観光客の姿もないのです。
現にニューヨークは世界のコロナ感染者数の5%がいると言われるほど深刻な状況。
ホテルのフロントのおじさんは、「スタバとピザ屋はあいてるよ〜」って気楽に言ってたけど、
とてもじゃないけど歩き回る気にはなれませんでした。
41時間のホテル生活。持ってきた食糧を片っ端から食べ、今さらながらハマっているNetflixのQueer Eyesを観て(笑)
本を読んだり、漫画を読んだり、ゲームをしても全然時間がすぎません。
義理の母も暇を持て余して、電話してくれました(笑)
そこで、フードセラピー仲間に連絡して、オンラインでおしゃべりすることに。
アメリカ、カナダ、ドイツから集まってくれて、私の暇と孤独に付き合ってくれました。
急にフライトの予定が変更になる可能性もあったので、
部屋飲みしたかったけど、ぐっと我慢しました(笑)
帰りに乗務した便は、たった20人しか乗っていませんでした。
また活気が戻ったニューヨークに来る日を楽しみにしています。
早くその日が訪れますように。